地域レビューサイトのYelp、非営利調査報道機関ProPublica とパートナーシップ

この話題にぐっと来たら、なかなかのメディア・フリーク。

地域レビューサイトのYelpと非営利調査報道機関ProPublicaが連携。 一体なぜ両者がパートナーシップを?という記事が、DIGIDAYに掲載されていました。

ワシントン・ポスト紙によれば、ProPublicaは、Yelpのレビュー以外にも、緊急室の待機時間や病院内の騒音、透析クリニックでの死亡率などを調査していくとのこと。

ここで書かれている、両者のパートナーシップの意義は4つ。

1つ目は、公共の利益に奉仕するというProPublicaの使命と合致している点。Yelpの膨大なデータを利用して、医療機関に関する調査をおこなえる点は、ProPublicaにとって魅力です。

2つ目は、Yelpに比べれば、まだまだ認知度の低いProPublicaにとっての、ブランドの認知度向上です。

3つ目は、データ・ジャーナリズム。医療・健康データへアクセスすることは、隠れた物語を明らかにすることへとつながります。

そして4つ目は、新たな収益の可能性です。今回の提携は直接収益に貢献するわけではありませんが、彼らは最近データ販売を収益基盤の1つにすることを目指しています。

なかなかグッとくる話題ですが、こうした営利企業と非営利調査報道機関ががっつり組む事例が生まれるのが、アメリカのメディアの面白さだなあーと思ったりします。

http://digiday.com/publishers/propublica-yelp/

AUTHOR

石田健

石田健

1989年生まれ。THE MEDIA HACK 編集長。 大学在学中より、企業ブランディングファームに参画して、バイオ系上場企業の案件などを担当。 2011年の早稲田大学在学中に株式会社アトコレを創業。その後、大学院での研究生活を経て、2015年より株式会社マイナースタジオ代表取締役社長。2015年に株式会社メンバーズへ売却。 早稲田大学文学部卒業、政治学研究科修士課程修了(政治学)。